隣接していた整理工場の突然の倒産からちょうど3年、
工場跡もこの7月にとうとう更地になってしまいました。
京都産地として生産量が年々減少している中、
従来の延長線上の仕事のあり方のみでは
成りたたなくなりつつあるという事を痛感させられます。
弊社もその中で日々今後の方向性について試行錯誤を重ねておりますが、
ニッチなマーケットの中で一定量のシェアを確立するということも
ひとつの方法論だと確信しております。
京都は今までポリエステル、綿の加工を主として取り扱ってきました。
弊社はそれらに加えインクジェットに関して
ナイロン・ウール・シルクも取り扱い品目に加えるべく
昨年末より試験を繰り返してきました。
現状ようやく仕事を受注できるであろうというところまで辿りついたところです。
酸性染料でのインクジェットプリントのマーケットは弊社にとって未知の世界です。
技術的にも、営業的にも今後想定外の事態が起こる事は可能性として否めません。
ただそうした中にあっても新しいマーケットにチャレンジして
どれだけ勝負していけるのか、どのような仕事が待ち受けているのか、
楽しみでもあります。